パーキンソン病にはさまざまな症状が表れます。次に述べる症状は、全ての患者さんに、同時に見られるものではありません。また、これらの症状が全て進行するものでもありません。人によりさまざまです。
運動に関する症状
- 体の動きが遅い
- 動作緩慢とも言います。日常生活のいろいろな動作が遅くなります。例えば、ベッドから起きて、トイレに行こうとする動作、歩き方、などです。人から見ていると、スローモーションのように感じることすらあります。また、怠けているといった誤解をされかねない症状でもあります。また、顔面の表情も乏しくなります。これも、時に、痴呆と間違った捉えられ方をすることがあります。
- 振るえ
- 体の一部が細かくふるえます。特に、手・腕(上肢)に目立つことがあります。振るえる箇所は、上肢から下肢、またあごや頭全体に及ぶことがあります。パーキンソン病の振るえは、静かにしているときに現れることが多いのが特徴です。しかし、歩行時には、振るえは目立ちます。
- 体の硬さ
- 筋固縮とも言います。筋肉の病気ではないのですが、筋の緊張が取れず、スムーズな動きが取れなくなります。
- バランスの悪さ
- 起立しているとき、歩いているとき、わたしたちは倒れないように体のバランスを無意識に保っています。バランスを崩しそうになると、立て直す機能があるのです。これを立ち直り反射障害と言います。パーキンソン病では、それが損なわれてきます。
歩行の障害
以上のような運動の障害が出てくると、歩行に大きな影響を及ぼします。第1歩が出ない、小刻みに歩いてしまう、といった現象です。さらに、バランスの悪さのために、よく転倒することもあります。
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